114【北朝鮮レストラン】

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こんにちは。舞草亮です。

北朝鮮レストランに行ったことありますか?

 

よく北レスってよばれてるとこです。

北朝鮮の外貨獲得手段のひとつですね。

上海にもあります。

普通に身近にありますよ。

 

私は上海で何回か行ったことあります。

売上に貢献することになるので殆ど行きませんが。

 

たまたまデパートっていうか店がたくさん

入っている建物を歩いていて腹減ったから

昼をどこかで食べようと思ってたんです。

 

で、「韓国料理」って思って店の中に入ったんです。

看板はよく見ないで。

でも少し雰囲気が違うんですよね。

 

壁の絵とか流れているテレビとか舞台があるとか。

ホールは女の子しかいないし、チマチョゴリを全員着てるし。

最初は中国の女の子がそういう民族衣装を着ていると

思っていたんです。

 

日本料理店でもあるじゃないですか。

日本っぽい服を中国の女の子が着て接客してるって。

それと同じように思っていたんです。

 

でも接客の雰囲気が中国的な冷たい接客

ではなく、素朴な温かみのある接客で

みんな気を使ってくれるんですよね。

 

話し方もゆったりしているし。

 

しかも、私がひとりで店に来ているせいか

たくさん話かけてくれるんです。

 

で、話をしているとあまり中国語をできない

女の子もけっこういて「韓国から来てるのかな」

って思ったんです。

 

で、もっと話をしているとみんな北朝鮮の

女の子だったんです。

店ももちろん韓国レストランではなく

北朝鮮レストランだったんです。

 

話ししていると普通に何でも教えてくれます。

 

厨房に数人、中国人コックさんがいるのを

除けば店のスタッフはほぼ北朝鮮の人です。

 

話していてわかったんですが壁にある絵も

北朝鮮の景色で、テレビで流れているのも

北朝鮮の歌番組だったんです。

 

たしかに入口の看板も気にして見れば

『平壌飯店』っていう名前です

※平壌(北朝鮮の首都ピョンヤン)

 

舞台は夜になると歌とかダンスとかを

食事をしているお客さんの前でやるんです。

別に追加料金なしです。

それどころか入口の外から覗いている人もいます。

 

たしかに何か聞いたことありました。

そういうレストランがあるって。

知らないで入ったんです。

 

ホールの女の子と話をしているといろんな

ことを知ることができました。

 

まず彼女たちの任期は3年です。

20代前半がほとんどです。

国から派遣されています。

一時帰国はありません。

つまり3年間ずっと国に戻ることはできません。

 

携帯ももっていません。

家族との連絡は手紙です。

 

上の方のえらい人(?)とか食材の配達とかで

国を行き来する機会がある人に手紙を渡します。

または同じように家族からの手紙が届きます。

 

また上海では基本的には寮と店の往復です。

寮から店は全員で一列になって歩いて出勤です。

単独行動はできません。

 

休みは殆どありません。

半日休みとかがたまにあって、

1日休みは非常に少ないです。

 

北朝鮮から上海に来たらいきなり接客です。

もちろん中国語は話せません。

やりながら覚えます。

ただ3年任期の3年目の人はけっこう話せるので

必要な場合は先輩を呼びます。

 

中国語の勉強も先生がいるわけではなく

ランチのディナーの間にテキストを見ながら

自分で勉強します。

 

休む時間ないですよね。

 

それどころか夜のショー(?)も接客している

ホールの女の子がやるんですよ。

意味わかります。

 

さっきまで接客してくれていた女の子たちが

着替えて舞台に上がって歌とか踊りを披露するんです。

歌は北朝鮮のもあれば中国語のもあります。

距離近いですよ。

 

これ普通に考えて大変ですよね。

接客するだけでも大変なのに夜30分くらい

舞台に代わる代わる上がって歌と踊りを

やるんです。しかも交代で舞台に上がるので

自分が舞台に上がっていないときは舞台用の

衣装のまま普通に接客とか食事をだしたり

してるんです。

 

しかもこの歌とか踊りの練習もランチとディナー

の間の時間で練習です。私はそういう専門の人が

上海に来てやっているのかと思ったら、上海に

きてから歌、踊り、楽器を練習するんです。

 

完成度はディナーショーっていうより

学校の発表会に近いものがあるかも知れませんが

それでも彼女たちの努力はすごいと感じました。

(趣旨が変わるので、ここでは好んでやっているか

どうかは考慮しません)

 

写真は自由に撮影OKです。

でも写真厳禁の店も聞いたことがあるので

北朝鮮レストランでも店によって違うとみたいです。

 

ちなみに仕事は国が割り当てます。

「帰国後も仕事はあるけど何の仕事かは

国が割り当てるからわからない」って言ってました。

 

まとめると

全く中国語ができない状態で上海に来て

ランチとディナーの間に独学で中国語を勉強して

ランチとディナーの間に歌と踊りと楽器の練習やって

毎日ディナーショー本番をやるってことです。

 

今回の話はいかがでしたか?

 

今回の話があなたの中国語の勉強の

「やる気」や「気づき」になればちょっとうれしいです。

 

それでは中国語の勉強がんばって下さい。

応援しています。

 

舞草亮(上海から)

 

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