48【新HSK5級に向けての計画の立て方】

こんにちは。舞草亮です。

 

以前新HSK5級の対策を聞かれました。

そのときに対策というか計画の立て方を

お伝えした内容です。

 

まずその前に合格しない理由です。

理由は勉強時間の不足です。

ですから、必要な勉強時間を達成すれば

いいだけです。

重要なのは時間です。

 

合格に必要な勉強時間を計算して、

残り日数から1日平均で必要な勉強時間を

計算します。

 

例えば、合格するために必要な勉強時間が

残り180時間、テストまで残り60日だとします。

そうすると、1日平均3時間の勉強が必要です

その全ての勉強時間をリスニングにあてます。

それだけです。

 

もう少し詳しく説明します。

 

①合格するために必要な勉強時間は残り何時間?

 

 今の自分のレベルを把握している必要があります。

私はいつも自分の単語力(単語数)を一つの目安に

しています。

 

 自分の知っている単語がいくつかわかりますか?

 ざっくりでいいんですよ。

 知らないよりずっと計画を立てやすいですから。

 例えば新HSK4級をギリギリ合格したなら

単語数1200単語とか、今までやってきた

テキストの単語数がダブりなしで1500単語とか。

完璧にわからなくてもだいたいでも把握している

必要があります。

 

 目安は?

 1000単語を習得するには600時間の勉強時間。

 2000単語を習得するには1000時間の勉強時間。

 5000単語を習得するには2000時間の勉強時間。

 

 もし、新HSK4級をギリギリで合格していて、

 新HSK5級合格するには勉強時間の差の

500時間がテストまでに必要な勉強時間となります。

 1200-700=500

 

 新HSK4級、1200単語、700時間。

 新HSK5級、2500単語、1200時間。

 

 逆算して1日の勉強時間をクリアする。

 

 例えば今日が7月上旬だとすると

 9月上旬のテストまで、残り60日。

 12月上旬のテストまで、残り150日。

 

 9月のテストなら、

500時間÷残り60

1日平均8時間20分の勉強時間。

 

 12月のテストなら、

500時間÷残り150

1日平均3時間20分の勉強時間。

 

 こんな感じです。

 

 現状、4級ギリギリ合格レベルだと

9月のテストは仕事をしていると

難しいかもしれません。

 

 しかし、4級ギリギリ合格レベルより

もう少しレベルが高く、残り250時間で

勉強時間が足りる場合、1日平均4時間

ちょっとで足ります。

これであれば土日を活用すれば仕事を

しながらでも狙えます。

 

 5級の2500単語レベルとは大雑把な

目安としては1年間の留学レベルです。

 初級を突破できるレベルです。

中級にギリギリ入るレベルです。

トータル1000時間〜1200時間の勉強時間。

  こんな感じです。

 

何の指標もなく勉強している人はけっこういます。

 ただ私は勉強を始めたとき

 「自分は何時間勉強すれば旧HSK8

(中級レベル)を突破できるのか」

 このことが気になっていくつか指標となる

単語数や勉強時間を調べました。

 

その後、自分でもそのレベルを突破し

 結果的にはだいたいイメージ通りの時間でした。

 

 ちなみに勉強するテキストは合格に必要な

単語数を網羅していて、テストに出る単語しか

やりませんでした。

具体的には中国で出版されている輸入テキストです。

 

 単語数を把握できないテキストは

私の場合、使用しません。

 

②科目別の時間配分は?

  私、個人の場合はリスニング99%

リーディングと作文を足して1%です。

 

 感覚的には「リスニング100%

リーディングと作文は全くやらない。」

 こんなイメージです。

 

 それでもリスニングがいつも点数低かったです。

 日本人の場合、ある程度共通しています。

 

 いつもテストで

 「全然リスニングわからなかった」

 「もっとリスニングに勉強時間あててればよかった」

 と感じます。

 

 ちなみにリスニングの勉強というのは

発音することです。

 シャドーイングや音読で発音して

 発音スピードを上げます。

 「発音できるスピードは聴き取れる」

 この原則に従います。

 

③試験の当日

 

 試験当日は、絶対に諦めない。

 最後まで集中する。

 焦っても心をリセットする。

 特にリスニングでは前の問題を引きずったまま、

 次のリスニング問題が始まる時があります。

 次の問題に集中するために、考え中の問題を

やめる必要があります。

 

〈リスニング〉

 殆ど考える時間ない。

 4つの選択肢からどれにするか即決する。

 

 問題のペースに慣れないと本番で力が出し切れません。

 とにかくリスニングは難しいだけでなく、

中途半端に知っている単語は聴き取れないなど

力が発揮できないという壁があります。

 

 リスニングの勉強はやり過ぎて後悔することは

ありません。

逆はあります。

 

〈リーディング〉

 時計見ながらペースが保てます。

 私の場合は、先に文法を終わらせます。

全く考えないで、問題も見ないで、

マークだけして数分で終わらせます。

だから1/4しか文法は正解しません。

 読解に全ての時間をあてるためです。

 

 諦めず集中すれば読解はなんとかなります。

 文法は考えてもわかりません。

 読解は時間さえあれば正解できる問題が多いです。

 逆に言うと時間が足りないので文法を捨てて

読解に時間を配分します。

 

文法は私の場合、時間使っても使わなくても

正解するのは1/4ですから。

 

〈作文〉

 ぶっつけ本番。

 自分を信じてとにかく書く。

 対策はなし。

 事前にやるのはどんな問題形式なのか知っておく程度、

 本番は簡単な表現でもいいからとにかく書く。

 

60%で合格の意味。

 50%がわかって、残りは1/4の確率で

正解すると62%くらい正解する。

 これで合格。

 

 こんなイメージです。

 私がHSK5級を受けたのは2011年の頃ですけどね。

 (今は2017年)

 

説明しようとすれば詳細にもっと説明できますが

こんな感じでいかがでしょうか?

 

参考になりましたか?

 

今回の話があなたの中国語の勉強の

「やる気」や「気づき」になればちょっとうれしいです。

 

それでは中国語の勉強がんばって下さい。

応援しています。

 

舞草亮(上海から)

 

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