こんにちは。舞草亮です。
以前新HSK5級の対策を聞かれました。
そのときに対策というか計画の立て方を
お伝えした内容です。
まずその前に合格しない理由です。
理由は勉強時間の不足です。
ですから、必要な勉強時間を達成すれば
いいだけです。
重要なのは時間です。
合格に必要な勉強時間を計算して、
残り日数から1日平均で必要な勉強時間を
計算します。
例えば、合格するために必要な勉強時間が
残り180時間、テストまで残り60日だとします。
そうすると、1日平均3時間の勉強が必要です
その全ての勉強時間をリスニングにあてます。
それだけです。
もう少し詳しく説明します。
①合格するために必要な勉強時間は残り何時間?
今の自分のレベルを把握している必要があります。
私はいつも自分の単語力(単語数)を一つの目安に
しています。
自分の知っている単語がいくつかわかりますか?
ざっくりでいいんですよ。
知らないよりずっと計画を立てやすいですから。
例えば新HSK4級をギリギリ合格したなら
単語数1200単語とか、今までやってきた
テキストの単語数がダブりなしで1500単語とか。
完璧にわからなくてもだいたいでも把握している
必要があります。
目安は?
1000単語を習得するには600時間の勉強時間。
2000単語を習得するには1000時間の勉強時間。
5000単語を習得するには2000時間の勉強時間。
もし、新HSK4級をギリギリで合格していて、
新HSK5級合格するには勉強時間の差の
500時間がテストまでに必要な勉強時間となります。
(1200-700=500)
新HSK4級、1200単語、700時間。
新HSK5級、2500単語、1200時間。
逆算して1日の勉強時間をクリアする。
例えば今日が7月上旬だとすると
9月上旬のテストまで、残り60日。
12月上旬のテストまで、残り150日。
9月のテストなら、
500時間÷残り60日
=1日平均8時間20分の勉強時間。
12月のテストなら、
500時間÷残り150日
=1日平均3時間20分の勉強時間。
こんな感じです。
現状、4級ギリギリ合格レベルだと
9月のテストは仕事をしていると
難しいかもしれません。
しかし、4級ギリギリ合格レベルより
もう少しレベルが高く、残り250時間で
勉強時間が足りる場合、1日平均4時間
ちょっとで足ります。
これであれば土日を活用すれば仕事を
しながらでも狙えます。
5級の2500単語レベルとは大雑把な
目安としては1年間の留学レベルです。
初級を突破できるレベルです。
中級にギリギリ入るレベルです。
トータル1000時間〜1200時間の勉強時間。
こんな感じです。
何の指標もなく勉強している人はけっこういます。
ただ私は勉強を始めたとき
「自分は何時間勉強すれば旧HSK8級
(中級レベル)を突破できるのか」
このことが気になっていくつか指標となる
単語数や勉強時間を調べました。
その後、自分でもそのレベルを突破し
結果的にはだいたいイメージ通りの時間でした。
ちなみに勉強するテキストは合格に必要な
単語数を網羅していて、テストに出る単語しか
やりませんでした。
具体的には中国で出版されている輸入テキストです。
単語数を把握できないテキストは
私の場合、使用しません。
②科目別の時間配分は?
私、個人の場合はリスニング99%、
リーディングと作文を足して1%です。
感覚的には「リスニング100%、
リーディングと作文は全くやらない。」
こんなイメージです。
それでもリスニングがいつも点数低かったです。
日本人の場合、ある程度共通しています。
いつもテストで
「全然リスニングわからなかった」
「もっとリスニングに勉強時間あててればよかった」
と感じます。
ちなみにリスニングの勉強というのは
発音することです。
シャドーイングや音読で発音して
発音スピードを上げます。
「発音できるスピードは聴き取れる」
この原則に従います。
③試験の当日
試験当日は、絶対に諦めない。
最後まで集中する。
焦っても心をリセットする。
特にリスニングでは前の問題を引きずったまま、
次のリスニング問題が始まる時があります。
次の問題に集中するために、考え中の問題を
やめる必要があります。
〈リスニング〉
殆ど考える時間ない。
4つの選択肢からどれにするか即決する。
問題のペースに慣れないと本番で力が出し切れません。
とにかくリスニングは難しいだけでなく、
中途半端に知っている単語は聴き取れないなど
力が発揮できないという壁があります。
リスニングの勉強はやり過ぎて後悔することは
ありません。
逆はあります。
〈リーディング〉
時計見ながらペースが保てます。
私の場合は、先に文法を終わらせます。
全く考えないで、問題も見ないで、
マークだけして数分で終わらせます。
だから1/4しか文法は正解しません。
読解に全ての時間をあてるためです。
諦めず集中すれば読解はなんとかなります。
文法は考えてもわかりません。
読解は時間さえあれば正解できる問題が多いです。
逆に言うと時間が足りないので文法を捨てて
読解に時間を配分します。
文法は私の場合、時間使っても使わなくても
正解するのは1/4ですから。
〈作文〉
ぶっつけ本番。
自分を信じてとにかく書く。
対策はなし。
事前にやるのはどんな問題形式なのか知っておく程度、
本番は簡単な表現でもいいからとにかく書く。
④60%で合格の意味。
50%がわかって、残りは1/4の確率で
正解すると62%くらい正解する。
これで合格。
こんなイメージです。
私がHSK5級を受けたのは2011年の頃ですけどね。
(今は2017年)
説明しようとすれば詳細にもっと説明できますが
こんな感じでいかがでしょうか?
参考になりましたか?
今回の話があなたの中国語の勉強の
「やる気」や「気づき」になればちょっとうれしいです。
それでは中国語の勉強がんばって下さい。
応援しています。
舞草亮(上海から)
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