この記事はメルマガで発行した記事です。
こんにちは。舞草亮です。
今回は私が100回以上やった教材についてです。
やったというのは声に出して発音したということです。
中国で出版されている輸入テキストばかりで
勉強した私にとって日本の教材としては異例の教材です。
私に大きな気づきを与えてくれた1冊です。
『通訳メソッドを応用した 中国語短文会話800』
こちら(Amazonリンクです)⇒ http://amzn.to/2tPw90T
この教材を知ったのは2005年のころで
日本の不動産会社を辞めて東京で中国に
行く準備をしていたときです。
20代後半でニーハオレベルのときに教材を
探していてたまたま見つけました。
シャドーイングという言葉すら知りませんでした。
聞いてほぼ同時に発音していくシャドーインという
訓練方法を初めて知りました。
ただそのころは私だけではなくシャドーイングは
一般の人にはほとんど知られていませんでした(2005)。
この本は訓練教材で左ページに日本語、
右ページに中国語とすごくシンプルな構成です。
全て短文の会話です。
800会話(女男1組の会話)つまり1,600の短文です。
CDは2枚で日本語のみと中国語のみの各1枚ずつです。
スピードは一般的な教材に比べ速いです。
この教材を見たときにすぐに本物だと感じました。
『簡単にできる』系の文言はないし、
『訓練』という考え方が独学で勉強していた
自分の中国語学習に対する考え方をより強固に、
より揺るぎないものにしてくれました。
中級者向けの教材だったので当時の私には
難し過ぎましたが気づきとなるメッセージが
いくつもありました。
ページの下の方にたまにあるコラムが勉強に
対する考え方に影響を与えてくれました。
なかでも私にとって大きな気づきとなったのは
「自分が発音できるスピード以下なら聴き取れる」
という考え方です。
正確には「自分がしっかりリピート、シャドーイング
できる会話表現は聴き取れる可能性が大きいでしょう。
同じような速さで読めない所は、聴き取れない場合が
多いでしょう。しっかり読めるものは聴き取れるの
です。(P119)」の部分です。
これって言われなくても当たり前な感じしませんか?
でもこのときの私には「そうだよなぁ。自分が発音
できるスピードは聴き取れるんだから速いスピード
で発音できるようにすればいいんだよなぁ。なんで
こんな当たり前のことに気がつかなかったんだろう。」
と思いました。
「自分が発音できるスピードは聴き取れる」
このビッグアイデアは私にとっては中国語勉強で
最大の気づきとなりました。
このビッグアイデアのおかげで私の中国語の
勉強は極めてシンプルに、しかも迷いがなく、
シャドーイングや音読など発音することだけに
時間を使うようになりました。
仕事をしながら時間が限られた中で勉強
する私には非常に助かりました。
勉強方法については考えなくなり
迷いなく「訓練する」ことだけに時間を
使えるようになりました。
この勉強方法だけを独学でやって
HSK6級にもHSK口試(高級)にも合格しました。
この考え方がでてくるのは教材の『はじめに』
の部分とp119の下にある『コラム』です。
『はじめに』や『コラム』の部分には他にも
当時の私にとって気づきとなる考え方がありました。
小手先のテクニックではない本物の考え方です。
それまで一般の中国語学習者には知られていなかった、
というか意識されていなかった(?)訓練に対する考え方です。
この教材は私が買った2005年には2,800円でした。
私は個人的にはページの大半を占める訓練部分がなくても、
数ページの中国語学習に対する考え方だけで
その10倍以上の価値があると思っています。
考え方 ⇒ 行動 ⇒ 結果だからです。
考え方に影響を与えてくれたので他のテキストで
勉強する時にも大きく役に立ちました。
声に出して発音すればいいだけなんですから。
シンプルです。
このシリーズは当時(2005)まだ出版されたばかりで
あまり有名ではありませんでした。
そのころ、このシリーズはこの1冊しかなかったので
その後は中国で販売されている輸入テキストで
シャドーイングとか音読など発音する練習をしました。
それから10年以上が経ち(今は2017年)この教材の
シリーズは10冊くらい日本で出版されています。
私は全部持ってます。
2冊目が出版されたときには上海にいま
した(2006年)。上海でも売っていましたが
日本で購入する2倍以上の値段でした。
上海で日本のものを買おうとこっちに持って
こないといけないから、この本に限らず
何でも高いですよね。
1冊日本円で5,000円以上でした。
でも迷いなく買いました。
国貿1階の本屋さんで売ってました。
(っていうか国貿って知らないですよね。
日系企業がたくさん入っている上海の
オフィスビルです。
本屋さんはもう閉店しちゃいました。)
最初の1冊以外はあまりやってないけど
中国語の勉強に関する文章は読んでいます。
日本では通常、中国語のテキストはあまり
シリーズ化されません。
シリーズ化しても数冊です。
日本でシリーズで10冊ってすごいですよね。
知識のための教材はあっても
訓練のための教材はなかったですからね。
『通訳メソッドを応用した 中国語短文会話800』
こちら(Amazonリンクです)⇒ http://amzn.to/2tPw90T
もし気になったら見てみて下さい
商品写真をクリックすると本の中がけっこう見れます。
今回の話はいかがでしたか?
今回の話があなたの中国語の勉強の
「やる気」や「気づき」になればちょっとうれしいです。
それでは中国語の勉強がんばって下さい。
応援しています。
舞草亮(上海から)
この記事はメルマガで発行した記事です。
もしこの記事が気に入ったら是非メルマガに登録してみて下さい。
上海で感じたことを週刊≦メルマガ<日刊でお届けしています。
たまに重要なことをお伝えします(めったにありません)。
メールアドレスを下記に入力して無料メルマガ登録ボタンを押して下さい。
↓【メルマガ会員ページ(イメージ)】↓
<メルマガ特典>
・中国語の勉強について10回の音声で解説。
メルマガ会員ぺージで公開しています。
メルマガ登録後すぐ届くメールでURLとパスワードをお知らせします。
<メルマガ内容>
・上海で中国語、異文化について感じたこと、メモ、ひとり言、気づき、アイデア、記録、練習。
メールアドレスを下記に入力して無料メルマガ登録ボタンを押して下さい。