この記事はメルマガで発行した記事です。
こんにちは。舞草亮です。
HSK6級ってパソコンで受けられるの知っていました?
私はHSK6級を2回受けたことがあります。
2012年12月(東京)と2014年12月(上海)です。
東京では紙のマークシート形式(作文は手書き)の試験を
上海ではパソコン形式の試験を受けました。
上海でパソコン形式の試験を受けたときは
たまたま紙の試験の申込みに間に合わなくて
まだ申し込み期限がギリギリ残っていた
パソコン形式の試験をしょうがなく受けました。
パソコン形式の試験は受けたことがなかったので
どういう試験なのかイメージできず不安なまま
試験会場に行きました。
でも特に説明とかなくても誰でもすぐにパソコンの
使い方(って言うほどではない)がわかります。
上海では6級以外もパソコン形式の試験があります。
ただ日本でパソコン形式の試験がどのくらい普及
しているのかわかりません。
日本のHSKホームページを見ると
マークシート形式の紙の試験だけのように見えます。
どうなんでしょう。
パソコンでの試験といっても受験票をもって試験会場
に行きます。試験会場にはたくさん受験者がいます。
自分の座席に座って試験を受けます。
家のパソコンで受けるわけではありません
(2014年の上海では)。
試験内容や時間は紙のマークシート試験と同じです。
紙の試験と同様に時間が決まっていてみんな
一斉にスタートします。
パソコン試験が紙試験より有利な理由は
大きく2つあります。
1.実質、試験時間が長くなる。
2.作文で、書けない単語が書けるようになる。
です。
もう少し詳しく説明します。
1. 実質、試験時間が長くなる。
紙のマークシート試験はマークに時間が
かかります。
パソコン試験はクリックだけで速いです。
ですので実質、試験時間が長くなり有利になります。
マークシートだと鉛筆で塗りつぶすの
に時間がかかるのわかりますよね。
しかも、リスニングだと塗りつぶしている途中で
次の問題が始まったりして次の問題に影響が出ます。
別の選択肢に変更するために消しゴムで消して
また塗りつぶしたり。
この時間もったいないですよね。
パソコンの試験なら一瞬ですよ。
時間のロスが限りなく少ないです。
クリックするだけですから。
パソコンの画面にある4つの選択肢の1つを
クリックするだけです。
マークシートみたいに違う場所をマークしない
ように注意したりする必要もありません。
もちろん訂正も楽です。
画面の別の選択肢をクリックするだけです。
リスニングでは35分で50問をこなします。
1つ塗りつぶすのに3秒必要であれば
3秒×50問で150秒(2分30秒)をロスします。
もし別の選択肢に変更したい場合は、
鉛筆を消しゴムに持ち替えて、
きれいに消しゴムで消して、
鉛筆に持ち替えて、
鉛筆でマークするのでさらに10秒くらい
ロスする可能性があります。
心理的にもプレッシャーがかかります。
時間がギリギリになってくるとリスニングでも
読解でも「別の選択肢に変更したいけど、
もし消しゴムで消したときに時間終了となって
何も選択していない問題があるともったいないから
変更しない」ときもあります。
この心理状態わかりますよね。
また紙の試験では、問題用紙とマークシートを
行ったり来たりして見る時間もかかります。
パソコン試験では1つの画面なので目の移動はありません。
画面にリスニングでは選択肢が、
閲読であれば問題と選択肢が表示されます。
それをクリックするだけです。
こんなことパソコン試験を受けるまでは
意識してたこともなかったですけでね。
2. 作文で、書けない単語が書けるようになる。
2つ目の理由は主に作文についてです。
<ピンイン入力>
パソコンばかり使っていると日本語でも手書きで
漢字を書くのが苦手になりますよね。
私は中国語の勉強のとき全く書かないので
中国語はかなり書けません。
(自慢にならない)
パソコン試験であればピンイン入力が可能です。
もちろん受験する人みんなそうしています。
だから試験に向けて書けない中国語を書く
練習も必要ありません。
<後から足せる>
また手書きと違って後から簡単に文章を足せます。
これはイメージできますよね。
もし手書きで文章を書いて後から言葉を足したく
なってもほぼ無理ですよね。
少し足すためにたくさん消しゴムで消して、
またたくさん書くとかできないですよね。
でもパソコンであれば可能です。
だから時間がまだ残っていれば後から
好きな場所にどんどん足せます。
<作文中のメモ>
あとパソコン試験だと要約に必要な単語を
箇条書きのようにパソコンの画面に打てば、
そのまま使えます。
もし紙の試験だと紙の別枠に書いてメモしたら
解答用紙にまた書かないといけないから
メモする時間がロス時間となります。
<書くより速い>
もしピンイン入力に少し慣れている人であれば
手書きより速いです。
かなり慣れている人であれば圧倒的に手書きより速いです。
もちろん消しゴムで消す時間とか必要ないです。
バックスペースとかデリートで消せますからね。
普通に日本語でパソコン使うときと同じです。
パソコンの試験の方が有利な理由はこんな感じです。
ただ、もしパソコン試験の方がマイナスの面を探すとすると
・慣れてないから心理的に不安。
・10問戻るには10回クリックが必要。
・人によっては下を向いて問題を解く(紙の試験)の方が
顔を上げて前を向いて問題を解く(パソコン試験)の方が
よりやりやすい人がいるかも知れません。
でもこれらのマイナス面(と言うほどでもない)を
考慮してもパソコン試験の方が有利です。
今回の『HSK6級が、紙のマークシート試験より
パソコンの試験の方が断然有利な2つの理由』はこんな感じです
いかがでしたか?
今回の話があなたの中国語の勉強の
「やる気」や「気づき」になればちょっとうれしいです。
それでは中国語の勉強がんばって下さい。
応援しています。
舞草亮(上海から)
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