この記事はメルマガで発行した記事です。
こんにちは。舞草亮です。
今回は中国の生活で発生する日本との違い
「ガス代の請求」についてです。
上海ではガス代の請求方法が電気代や水道代
と異なるのはご存知でしょうか?
電気や水道はメーターが部屋の外(共用部分)に
あるケースが殆どです。ですのでメーターチャック
の人が毎月メーターをチェックして請求書をポスト
に入れます。一般的にはその請求書をコンビニ等に
持って行って支払います。
それに対してガスメーターは部屋の中にあるケース
が殆どです。そのためメーターチェックの人が
メーターをチェックできません。
ではどのようにしてガス代を請求するのでしょうか?
大きくわけて3つあります。
1.毎回、メーターチェックの人が部屋に入って
メーターをチェックする。
⇒不在だとチェック不可。
1. 毎回、1階のエレベーターにメーターの数字を
記入する紙が貼られ自分で記入。その数字を
もとに請求書がポストに来る。
⇒記入し忘れると3の予想で請求が来る
2. 毎回、メーターチェックなしで予想(估计)で
請求が来る。
なかでも3の「メーターチェックなし」は注意が
必要です。
毎回、実際の使用量と異なる数字をもとに
請求書が来ます。ですので毎回、実際に
支払うべき料金と差が生じます。
日本ではありえない請求の仕方ですよね。
しかし、この方法は珍しい方法ではありません。
上海では一般的です。
ではその予想で生じた「差」をどのように精算する
のでしょうか?
退去時に室内のメーターをチェックして差が
生じた分をまとめて精算します。つまり、
毎回少なめの使用量を予想して請求書が届き、
その金額を支払っていた場合は、退去時に
差が大きくなり、請求が一気に来ます。
ファミリーなどで何年も住んでいると差が
何千元にもなるケースがあります。
入居時と退去時にメーターチェックしている
のでトータル的には正しい数字です。
(例)
入居時メーター1,000で退去時メーター2,000で
予想で請求が来ていて1,500までしか払ってな
かった。退去時に2,000までの差である500を
まとめて払う。
別に損しているわけではなく、自分が使用した
当然支払うべき金額なのです。でも、知らないと
過去に遡って支払いが生じた感じで何か損した
気分になりませんか。日本人的にはあまり馴染ま
ない習慣ですよね。
お気づきだと思いますが逆のケースもあります。
毎回、多く支払っていた場合は退去時にお金が
戻ってきます。
ただ、一般的には毎回少なめの請求
(=退去時に支払う)が多いです。
もし請求書に「估计」という文字があれば
予想で請求が来ている可能性が高いです。
もし書かれていなくても室内のメーターを
誰もチェックしていない場合は予想で請求が
きている可能性がかなり高いです。
最近だと外から室内のガスメーターの数字を
知ることができる高性能のメーターもあります
が、まだあまり普及していません(今は2017)。
ですので退去時に一気にまとめて請求がくるのが
心配な方は「年に1回実際にメーターチェック」
などして退去時の差を事前に調整することが可能です。
ちなみに電気と水道は「毎月」の請求、
ガス代は「2ヶ月に1回」の請求が多いです。
ただし、ガス代も「必ずしも2ヶ月に1回の請求」
とは限りません。
日本のように標準の概念がありません。
また料金体系(段階式。年間で一定量を使う
と単価が一気に上がる)や料金単価なども
予告なく変わります。
上海で仕事や生活をしていると日本ではあり
えないことがいつも発生します。何も知らないと
イライラすることもあるかもしれません
(知っていても)。
ですので、もしあなたが上海で生活するときには
文化の違いの一例である今回の「ガス代の請求」
の話を思い出し、毎日いくつも経験する文化の違い
に動じず「日本と違うのはあたりまえ」と考え
イライラするのではなく、逆に仕事でも生活でも
文化の違いを楽しんでもらえればと思います。
今回の話はいかがでしたか?
今回の話があなたの中国語の勉強の
「やる気」や「気づき」になればちょっとうれしいです。
それでは中国語の勉強がんばって下さい。
応援しています。
舞草亮(上海から)
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