この記事はメルマガで発行した記事です。
こんにちは。舞草亮です。
漢語口語速成シリーズは知っていますか?
北京語言大学出版社のテキストだった人気シリーズです。
私も自分のネット書店で何千冊も販売しました。
「だった」というのは意味わかりますか?
今では違うという意味です。
最近(2017)たまに聞かれるので説明すると
漢語口語シリーズは北京語言大学出版社の商品
として誕生し、第1版が1999年ごろに出版
されました。
それから人気シリーズだったため2005年ごろ
に第2版に改定されずっと人気だったシリーズ
です。音声教材は第1版がカセットテープで
第2版がCDになりました。
第1版では入門(上)、入門(下)、基礎、提高、
中級、高級編がありました。第2版では高級編は
ありませんでした。
で、日本だとよくあるのかわかりませんが
第3版の版権を北京語言大学出版社は手に
入れることができず、版権を北京大学出版に
取られてしまったんですね。
「取られて」といっても別に悪いことしてる
わけではないんですが。
でも私はてっきり出版社が版権をもっている
ものだと思っていました。漢語口語速成シリーズを
世に送り出し、売りまくった北京語言大学出版が
取扱いできなくなるとは思っていませんでした。
版権を作者から複数年契約で買っているだけで
出版社は版権を所有していなかったんです。
だから私が北京語言大学出版社に聞いたときには
「次は必ず取り返す」って言ってました(2017)。
次って第4版のときの話です。
また10年後くらいでしょうね。
買って勉強する方からするとわかりにくいです
よね。まず出版社の名前が「北京語言大学出版社」
と「北京大学出版社」でわかりにくい。
またシリーズが漢語口語速成シリーズから派生した
漢語聴力速成シリーズ、漢語閲読速成シリーズもあ
ります。しかもこっちは北京語言大学出版社のまま。
つまり現状(今は2017年7月)で販売されているのは
漢語口語速成シリーズ(北京語言大学出版社)←第2版
漢語口語速成シリーズ(北京大学出版社)←第3版
漢語聴力速成シリーズ(北京語言大学出版社)←シリーズから派生
漢語閲読速成シリーズ(北京語言大学出版社)←シリーズから派生
やっぱり日本にはない中国特有の競争がありますよね。
私は中国からの輸入テキストの販売を縮小していますが
北京語言大学出版社にはお世話になった(なっている)
ので個人的にはすごく応援しています。心で思っている
だけでなく、本屋さんとして販売した方が応援になるん
でしょうけどね。
今回は漢語口語速成シリーズの入門編(上)と
入門編(下)を勉強して次の基礎編に進もうと
すると「なかなか見つからない」「どうなって
いるのかわからない」みたいな質問をたまに
学習者や中国語学校の先生から受けるので
ここで少し説明しておきました。
今回の話はいかがでしたか?
今回の話はいつもと違って輸入テキストの
説明でした。もしあなたが漢語口語速成シリーズ
で勉強していて少しでも参考になったら
うれしいです。
それでは中国語の勉強がんばって下さい。
応援しています。
舞草亮(上海から)
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