この記事はメルマガで発行した記事です。
こんにちは。舞草亮です。
2001年に大学を卒業してアジア11ヶ国を
旅しているときに上海人の女の子(当時20才)と
そのお母さんと知り合いになりました。
(ちなみに私は当時24才)
この女の子メルマガによく登場しますね。
正確にはこの子のお母さんですけど。
で、その女の子の家に遊びに行ったときに
お母さんがりんごを出して食べさせてくれました。
旅の途中では1日3食、たまごチャーハン(蛋炒饭)を
食べていた自分にとっては久しぶりにりんごが食べられて
うれしかったし、うまかったです。
もちろんお母さんが気を使って(?)りんごを
出してくれた心遣いもうれしかったです。
まるごとじゃなくて、切って皿に出してくれました。
かなりの量ありました。
でも全部食べました。
そしたら、またりんごを切って出してくれるんです。
うまかったし、出してくれたからまた食べました。
りんごデカかったから少し腹にきました。
で、また次のりんごを出してくれるんです。
その繰り返しです。
(わんこそばか!って感じです)
出してくれたりんごを食べて「もう大丈夫」って
いうんだけど、またりんごを切って出してくれるんです。
腹もいっぱいになってきたから
「もう大丈夫もう大丈夫」って言っても
また出してくれるんです。
このときは知らなかったけど
日本の文化って
「出されたものを残したら相手に失礼な文化」だけど
中国の文化って
「足りないとお客さんに失礼な文化(主人は面子がない)」
って何年か経って知りました。
これだと勝負になっちゃいますよね。
私は出された分については、せっかくお母さんが
自分のために切って出してくれたりんごだから、
たとえ腹いっぱいでも食べないと失礼だと思って
必至に食べました。
お母さんは足りないと私に失礼で、私が全部食べて
皿の上がきれいになくなっちゃったら面子がなくて
もっと切って出してくれました。
けっきょく5~6個食べて終わりました。
中国の文化ってお客さんが腹いっぱいになって
「もう大丈夫」っていっても出して
死ぬほど腹いっぱいになって
残して初めて終わりになるんですよね。
それがおもてなしだったんですよね。
こういう中国の文化は以前と比べて少し減りましたが
日本と比べればだいぶありますよね。
日本人からすると「もったいないなぁ」って
思うときかなりありますけど。
でも中国の人が逆に日本にお客さんとして招かれたら
「やたら少ない」「失礼」って感じることもありますよね。
でもお互いに理解していないと
仕事でもプライベートでも「相手がおかしい」って
思ってしまいますよね。
その分、相手もこっちを「おかしい」って思ってるのに。
文化の違いってどっちが正しいとか間違っている
とかではなく単なる「違い」なんですけどね。
文化の違いってこういう一つ一つの経験を
通して学べるんですよね。
理屈じゃなく。
上海で中国の人に囲まれて仕事をしていれば
毎日いくつも発生しますから。
今回の話はいかがでしたか?
今回の話があなたの中国語の勉強の
「やる気」や「気づき」になればちょっとうれしいです。
それでは中国語の勉強がんばって下さい。
応援しています。
舞草亮(上海から)
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