この記事はメルマガで発行した記事です。
こんにちは。舞草亮です。
中国語の勉強は何が難しいと思いますか?
この質問で多くの人がイメージするのは中国語に関することです。
当たり前ですよね。
ただし実際に自分自身で勉強するときも、
中国語を教える先生でも一番意識しないといけないのは
「中国語の勉強」の「中国語」の部分ではなくて
「勉強する」っていう努力そのものが難しいってことです。
例えば入門レベルの500時間が終わって、
初級レベルの1,000時間が終わって
中級レベルが2,000時間で終わって
それ超えると高級レベルになってくるっていうのは
難しいから習得するのにより時間がかかるだけであって
逆にいうと時間をクリアすれば習得できるっていう内容です。
だから勉強しさえすれば大丈夫ってことです。
ただしその勉強をやらないっていう問題が発生します。
私もそうですけど、
簡単にいうとサボるってことです。
まずこのイメージがしっかりできてないと
勉強するのも教えるのもつまずく点が違ってきます。
発音がうまくできないとか、作文ができないとか、
単語が意味わからないとか、聴き取れないとか、
会話がうまくできないとかってことではなく、
時間をクリアできてないってことです。
では、なんで勉強しないのかということになります。
いつも意識しているのは二つです。
「モチベーション」と「環境」です。
モチベーションっていうのはそのままですけど
やる気を維持するとかやる気を高めるとかです。
環境っていうのは、簡単にいえばモチベーションを
維持しなくてもやるしかない状況をつくるってことです。
モチベーションの維持の仕方って
いろいろ細かいテクニックがあるかもしれません。
でも、その細かい部分ではなくて
「そもそも何で中国語勉強するのか」って部分が一番大きく影響します。
燃え尽きない情熱っていうのは小手先のテクニックで
作ることはできないんですよね。
私でいえば2001年に中国を旅したときの感動体験があって
純粋に中国が好きっていう気持ちがあって
中国で仕事をするって決めて
そのために中国語を勉強するっていうのがあります。
大きい目標に対して必要なスキルってなればやるしかないですよね。
中国語に対するモチベーションを維持するっていうより
大きい目標に向かってがんばるって感じですよね。
ですから中国語っていうより
大きい目標に対するモチベーションが重要です。
例えば卓球の福原愛選手とか石川選手っていうのは
卓球っていう大きな目標があって、
それに必要で中国語を勉強していますよね。
福原愛選手が子供のときから一年の一定期間を中国の日本人がいない環境で
卓球を練習していて中国語ペラペラなのは有名ですよね。
福原愛選手だけではなく石川選手も試合に出て
中国語で普通にインタビューとか受けてますよね。
石川選手が日本で毎日おそわっているコーチが
日本語話せない中国人コーチですから中国語で指導受けてますからね。
(石川選手の中国語の動画もネットで検索すればたくさんありますよ)
中国語がんばろうっていうより
卓球っていう大きな目標に必要だから身につけていますよね。
中国語がんばろうとはあまり思ってないかも知れませんね。
ただ単に中国語の勉強が好きっていうのも悪くはないんですが
その人の好きの大きさにかなり行動が左右されてしまいます。
好きの大きさがそんなに大きくないと
思いつきのやる気みたいな感じで
一時期やってるんだけど、やらないときもあるみたいな
そんな感じになっちゃうケースも多いですよね。
ただ単に好きで趣味だと、やってもやらなくても自由ですからなね。
勉強自体が大好きならいいんですけど
そこまで好きじゃなくて、漠然と話せるようになりたいって思っても
それなりの努力が必要だからやらなくなっちゃうんですよね。
「少しの好き」で「かなりの努力」をこなそうとしても
モチベーションを保つのが難しいですからね。
そうすると環境を作るって方が早いです。
環境を作るって言うのはどういうことかっていうと
やる気があってもなくても、モチベーションが上がっても下がっても
やるしかないって状況を作るってことです。
例えば、中国の人しかいない環境で仕事をするとか。
福原選手もこれにあたりますよね。
社内に日本語が話せる中国人スタッフがいなくて
中国語をたくさん話すしかない状況もそうですよね。
福原選手の環境ほどでないですが。
留学もひとつの環境ですよね。
周りが日本人ばかりだったり、
個人によって授業以外でどのくらいやるかはやっぱりやる気によるけど
一定時間は勉強しますよね。
テストを申込むっていうのも環境を作るひとつの方法ですよね。
テストまで自然と緊張感を維持するし、
少しはやらないといけない環境になりますよね。
環境によって強制力は違いますが
やらなくちゃいけない環境を作るっていうのは重視しています。
環境を作れば自然とある程度できるようになるから
システムの中に自分が入る感じですね。
趣味でやるなら楽しめればやり方は何でもいいと思います。
ただし中国語を自分の仕事に活かすなら
一定レベルは勉強しないと無理ですよね。
(語学そのものを仕事にするならもっと勉強が必要)
何が言いたいかっていうと
「中国語の勉強」っていうのは「勉強する」っていう努力そのものが難しい。
だからモチベーションを維持するのも重要だけれども、
モチベーションという感情に左右されない
「環境を作る」ということも私はけっこう意識しています。
もし、今回の話が中国語の勉強の
「やる気」や「気づき」になったらちょっとうれしいです。
それでは中国語の勉強がんばって下さい。
応援しています。
舞草亮
この記事はメルマガで発行した記事です。
もしこの記事が気に入ったらメルマガに登録してみて下さい。
上海で感じたことを週刊≦メルマガ<日刊でお届けしています。
たまに重要なことをお伝えします(めったにありません)。
メールアドレスを下記に入力して無料メルマガ登録ボタンを押して下さい。
↓【メルマガ会員ページ(イメージ)】↓
<メルマガ特典>
・中国語の勉強について10回の音声で解説。
メルマガ会員ぺージで公開しています。
メルマガ登録後すぐ届くメールでURLとパスワードをお知らせします。
<メルマガ内容>
・中国語や中国に関するメモ、ひとり言、気づき、アイデア、感じたこと、記録、練習。
メールアドレスを下記に入力して無料メルマガ登録ボタンを押して下さい。