【「中国語検定3級合格後に勉強するテキスト」について聞かれて】
漢語口語速成シリーズと発展漢語シリーズのどちらが合っているか
質問ありがとうございます。
どちらが合っているのかは正直わかりません。もし、どちらかと聞かれれば私の個人的な好みで発展漢語シリーズをおすすめします。
なぜかと言うと漢語口語速成シリーズに比べ発展漢語シリーズは「テキストが見やすい」「内容が現代的」「内容が個人的に口語速成よりおもしろい」からです。シリーズのテキストも口語や聴力以外も含めると全部で28冊あり豊富ですし、高級のテキストも充実しているので中級を勉強し終わった後にも使用しやすいです。
漢語口語シリーズは主に中級レベルまでで高級レベルは充実していません。また2,500単語レベルの学習者が3,500単語になるために使用する口語テキストは漢語口語速成は1冊(中級編)で発展漢語口語は2冊(中級口語1と中級口語2)なのでここでも私なら量が多い発展漢語シリーズを選びたくなります。
ただ、私の個人的な好みなのでどちらが合っているというわけではありません。
仮に中検3級にぎりぎり合格だった場合、約2,000単語レベルとなります。次にやるべきテキストは漢語口語速成でも発展漢語シリーズの口語テキストでも全く問題ありません。このレベルだと漢語口語速成シリーズと発展漢語シリーズのどちらを選んでも日本語訳はありません。ですので独学という点でもどちらがいいかと言うのは特にありません。
漢語口語速成を選ぶ場合は、漢語口語速成(提高編)から勉強することになります。提高編はすでに1,500単語レベルの学習者向けです。中国語検定3級合格の後だと少し簡単に感じるかも知れません。その次の中級編はすでに2,500単語レベルの学習者向けです。中級編も1,000単語くらい身につくので学習し終えると3,500単語くらいになります。
発展漢語シリーズでそれに相当するのが中級口語(1)と中級口語(2)になります。中級口語(1)はすでに2,000〜2,500単語レベルの学習者向けと少し幅があり、中検3級がぎりぎり合格だと一つ下の初級(2)から勉強した方がいいかも知れません。ぎりぎりでなければ中級口語(1)からでいいと思います。
もし仮に、私が同じ状況で3級にぎりぎり合格した場合は、発展漢語シリーズの初級口語(2)⇒初級聴力(2)⇒中級口語(1)⇒中級口語(2)⇒中級聴力(1)⇒中級聴力(2)をやります。ここまでやってもペラペラには全くなりませんが中検2級レベルにはなっています。
ここで言う単語レベルはあくまでレベルを把握する一つの指標です。
ちなみに私も独学で会話と聴力のテキストばかり使ってきました。
少しでも参考になれば幸いです。
中国語の勉強がんばって下さい。
応援しています。
舞草亮
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