「スピーキングとリスニングがなかなかうまくならず、どうすれば、より中国人に近い発音で話し、かつリスニングのレベルを上げることができるか?」の質問をもらって(数か月後に語学留学、現在HSK4級レベル)
上海戻りました。
改めてメッセージありがとうございます。
やる気のあるメッセージをもらうと私もテンション上がります。
すでにお伝えしてる通り、残念ながら私の中国語レベルは“熟練されている”とはほど遠いレベルです。どのくらいのレベルかは【HSK6級ってどんなレベル?】をご確認下さい。
前回お知らせした時はリンクが変だったかも知れません。
個人サイトを仕事サイトに作り替えている最中です。
中国語に関するページや個人情報はカテゴリー【舞草亮】の中に隠れてしまっています。
でも、「通訳なしで中国語を仕事で使うときがある」「中国語のレベルが一定レベルは超えている」と考えると何かプラスになることがお伝えできるはずです。
すでに私の中国語に関する考え方やスタンスは少し読んでもらっているかも知れません。
「勉強方法より勉強時間」「勉強方法より環境作り」「勉強方法よりモチベーションを保つ方法」「質より量」等です。
真剣に中国語に取り組んでいれば量と一緒に質が上がります。
また、外に向かって良い勉強方法を探すより、自分自身にどんな勉強方法が合っているのか環境、レベル、目標、性格等から最終的には自分で判断することが必要です。他人がアドバイスをしてくれてもその結果に誰も責任をとってはくれません。私のアドバイスも含めてです。(もちろん質問したりヒントをもらったりはOK)。
また、他人のアドバイスは非常に役に立つアドバイスもあれば全く役に立たないアドバイスもあります。
アドバイスをする方に悪気は全くありません。
また、質問している自分からすれば「すでに中国語ができる人」からのアドバイスなので聞くと非常に説得力があるように感じる場合もあります。
しかし、「中国語力」と「アドバイス力」は全く別物です。
「自分がやってきた方法をそのまますすめる人」と「相手の環境、目的、レベル、性格等を把握してアドバイスする人」ではアドバイス力がまるっきり異なります。
仕事で商品を販売する時も同じです。
使ってよかったから商品を薦める人もいれば、購入を検討している人のニーズや目的をきちんと把握して商品を薦める薦めないを判断する人もいます。
これ話始めるとムチャクチャ長くなるのでやめとくきます。
レベルはHSK4級と聞いてますが本来ならもっと個人的に時間をかけてヒアリングしてからじゃないとアドバイスできません。
ですから私が話す内容はあくまで「一般的な内容」であり「一方的なアドバイス」になります。
より中国人に近い発音で話す大前提は「中国人と同じくらいたくさん中国語を話し聞く」ということです。
この大前提がなければまず無理です。
そのためには勉強や訓練をするのはもちろんそのような環境作りが必要です。
もし、留学して日本人と一緒に行動しているような環境では100%身につきません。
ご注意下さい。
※ちなみに中国人の中国語(普通話)の先生でも定期的に発音の訓練とか矯正している人けっこういます。通じるけど中国人にとっても正確に普通話を発音するのは簡単ではないです。
リスニングとスピーキングは相互で補完し合う関係です。
リスニングに対する考え方や勉強方法はシンプルです。
「発音できるスピードは聞き取れる」です。
当たり前過ぎますか?
でもこれを意識していない人が多いです。
速いスピードを聞き取るには、何度も繰り返し発音して速いスピードで発音できるようにすればいいのです。
そのためにもシャドーイング、音読、会話練習が必要です。
リスニングで一番ダメな勉強方法は「発音しないでリスニングしかしない勉強方法」です。聞くのも大切ですが、発音しないと聞き取れるようになりません。
って言うか聞いてるだけだと私の場合、眠くなったり、いつの間にか他のこと考えたりします。
そもそも話すことが目的であれば発音し過ぎるこてはありません。
反対に、発音しないで英語を学校で勉強していたように黙々と机に向かって勉強していると時間配分的に後悔する可能性が高いです。
その点、少しお伺いした勉強方法は「相手がいて話す」という意味では非常にいいと思います。
ただ、「インプットの部分」「一人のときに勉強している内容」「HSKの科目別点数」等々がわからないので時間配分が適正化は判断できません。
でも方向的には間違っていないと思います。
会話に関しては「インプットを増やす」「アウトプットを増やす」両方必要です。
「インプットを増やす」と言うのは、知っている単語とか知識を増やすことです。知らなければ当然聞き取れないし、発音もできません。
「アウトプットを増やす」と言うのは、知ってるけど発音できなかったり、とっさに発音できない単語を訓練でいつでも発音できる状態にすることです。スポーツと同じですね。インプットしてから始めて訓練(アウトプットの練習)が始まります。殆どの場合、訓練不足になります。しかし、お伺いした限りではその環境を作られてると思います。
発音や会話の訓練は段階的に行うことが必要です。
ピンイン⇒単語⇒短文⇒長文。
しかし、一つの段階が100%にならないと次に進んではいけないということではありません。
初心者のうちから短い会話練習は有効です。
ここで問題になるのは発音レベルを気にする場合です。
どういうことかと
初級レベルでも上級レベルの人より発音がきれいな人はいます。
上級レベルでも初級レベルの人より発音がうまくない人もいます。
きれいに中国語を発音したいという気持ちは非常にわかります。
私もそうでしたし、今もそう思っています。
ただし、急にきれいな発音になるわけではないので発音を意識しながらさらに上のレベルの勉強に進んでいくと言う感じでいいと思います。
私は結果的に発音はましな方になりました。
ただし、文法や言い回しはあまり勉強してないので下手です。
第二外国語でしたがピンインだけはきちんと勉強して教えてもらいました。
ピンインの後はひとりで勉強しました。
きれいな発音で会話することは基本のピンイン、単語の発音がきれなことが前提となります。プロスポーツ選手でも基本の練習を常に続けるように中級レベル、上級レベルになっても短文の訓練、長文の訓練、会話の訓練だけでなくピンインや単語の基本の練習を続ければ少しずつでもよりネイティブに近い発音になると思います。
具体的に私の場合、一つひとつの単語の発音をずっと続けています。
使用するのはいつも輸入テキストの会話テキストです。
日本から見た場合が輸入テキストなので、留学すれば中国現地のテキストですね。
本文と進出単語しかやりません。
単語の発音練習のために専門の時間を取ることはありませんが
CDに本文と単語が録音されているのでその時に単語も一緒に発音します。
それだけです。
場合によっては、先生に発音を直してもらってもいいですし、自分で録音して聞いてみるのもプラスになるはずです。
<まとめ>
・他人のアドバイスに注意する(私のアドバイスも含めて)。
・より中国人に近い発音で話すには、中国人と同じくらい中国語を聞き話すのが大前提。
・発音はピンイン⇒単語⇒短文⇒会話と段階を踏む。
・中上級者になっても基本(ピンイン、単語)の発音練習を怠らない。
・リスニングは聞くだけではなく、速いスピードで発音できるように訓練して聞き取れるようにする。
勉強のイメージは細かい部分を完璧にするよりは、細かいことを気にしないで大量にこなすことが大切です。スポーツ選手のように大量に練習するイメージです。
急ぎで書きましたが参考になれば幸いです。
中国語の勉強がんばって下さい。
応援しています。
舞草 亮 2015.6.15
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