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【HSK6級ってどんなレベル?】
中国語を勉強している人からたまに聞かれます。HSK6級がどのくらいのレベルなのか。5級以下の人からするとすごく高いレベルだと思っているようです。実際には大したことありません。合格点にもよりますが200点前後であれば本当に大したことありません。私がそうだからです。(2015年現在、合否はなくなりましたが以前は180点で合格でした。)
ではいったいどのくらいのレベルなのでしょうか?
間違ってもペラペラと言えるレベルではありません。
HSK6級だけでなく、HSK口試(高級)に合格してもです。
HSK6級に関しては180点(60%)で合格と考えると、半分の問題が理解でき、残りの半分を勘でやったとても1/4は正解できるので合計で60%は超えます。
ですからテレビやラジオを聞いていても聞き取れない会話がたくさんあります。ラジオに関しては感覚的に60%~70%のような気がします。テレビに関しては字幕や映像もあるのであまり不自由はないですが、もし音声だけならやはり理解度はラジオと同じくらいだと思います。
余談ですが、私の独断と偏見に満ちた仮説ではHSK6級のリスニングの点数とラジオ等の理解度はほぼ同じです。つまり、HSK6級のリスニングで70点ならラジオを70%理解できるということです。当たり前ですが完璧にはリンクしません。でも、自分のレベルを測る一つの指標にしています。
HSK6級のリスニングは正確な発音で、なまりはなくテレビやラジオに比べ聞き取りやすい気がします。しかし、予備知識がない状態でどのようなテーマの会話が始まるのか全くわかならい状態でいきなり中国語の音声がスタートします。逆に、ラジオやテレビであればどのような番組でどのようなテーマの話が始まるのかわかっていて会話が始まります。それを考えるとどちらが理解しやすいかというより、同じくらいの気がします。
HSK6級200点前後であれば、話すときには文法を間違ったり、発音を間違ったり、知らない単語がたくさん出てきます。
私のレベルでは社内の中国人スタッフとのコミュニケーションには困らないけど、社外でのコミュニケーションや細かいニュアンスを全て伝えるのは難しいレベルです。社内は決まった単語や決まった会話が繰り返されますが社外では別です。でも一人で社外に行って中国語で打ち合わせをすることもあるので社外でもある程度のレベルでコミュニケーションを取ることはもちろん可能です。社外では中国語がどうと言うより、「伝わっているかどうか」を気にしています。日本語で日本人とコミュニケーションを取る時と同じです。
HSK6級は5000単語で勉強時間2000時間が必要となり、5級レベルと比べると単語数と勉強時間がともに倍になります。もし、ペラペラできちんとした通訳レベルを目指すなら6級レベルをギリギリ合格では全く足りず、更に倍の努力が最低限必要となります。言葉だけでなく予備知識も増やさないとコミュニケーションレベルは上がりません。トップレベルの通訳の人達は、「普通の勉強時間」+「仕事や生活で語学を使用している時間」は1万時間を超えています。
そう考えると中国語ペラペラで不自由なくコミュニケーションできるレベルを本気で目指すなら、HSK6級(180点~200点)はゴールでも、通過点でもなく、スタートラインから1歩進んだくらいのレベルだと思います。
舞草亮 2015.4月
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