【そもそもなんで中国なの?】中国を選んだ理由
これはよく聞かれます。単純に中国を好きになったからです。私は大学を卒業して中国に旅に出ました。結果的には中国だけではなく半年間でアジア11ヶ国を旅して日本に戻りました(2001年、25才)(旅の写真300枚。だいぶ若い)。この旅で様々な出来事や人との出会いを通して中国が好きになりました。「日本に戻って2、3年したら中国にまた来て仕事する」と決めました。中国に対する知識がなく、中国語が話せなかったその頃はすぐに中国で仕事を探すという考えはありませんでした。
ではなぜ中国を好きになったのか。深い理由はありません。好きになるのは理屈じゃないので「好きだから好き」というのが正直な気持ちです。しかし、あえて理由を探すなら「ざわついた雰囲気にうずく」「でかい」「人と人とが接している」ことなどです。
「ざわついた雰囲気にうずく」。
中国はどこでもざわついていて、音がうるさくて、エネルギーに満ちています。また中国では退屈しません。穏やかで安定した生活環境を望むなら日本に勝てる国はないかも知れませんが、中国はエネルギーがあり活気に満ち溢れています。日本ではありえない想定外のことが毎日発生する環境で自分を鍛え、もまれることは自分自身を成長させることにもなります。もちろん、いろんな意味で可能性やチャンスがあります。でも私は別にビジネスチャンスがあるから選んだわけではなく、好きだから選んだのです。
「でかい」。
中国は単純に日本よりでかいです。プールで遊ぶより、海で遊ぶ方が私は好きです。でかいと言うのはそれだけで魅力です。日本と比べ人口10倍以上、面積は約25倍で、50以上の民族がいます。数字や目に見えるでかさだけでなく考え方や文化もでかいです。
「人と人が接している」。
日本人の特徴は仕事とプライベートで一人の人間が変わります。仕事とプライベートを完全に分けているためです。例えば飲食店に入れば「店員と客」となり「人と人」とはなりません。中国の店で日本人的に態度の悪いと感じる店員がいたとしても、その人の自然な姿であり、プライベートでは悪い態度なのに仕事の時だけ態度を良くしようとは考えないのです。逆に、優しくて感じのよい店員さんも仕事をしている時だけ感じが良いのではなく一人の人間として普段からそうなのです。そういうスタイルが自分には合っています。自分も仕事とプライベートを使い分けたいとは思っていません。常に舞草亮でありたいと思っています。
なぜ中国なのかと理由を探せがこんな感じです。でも、やはり「理由はなく好きだから」というのが一番ぴったりきます。
<さらに時間をさかのぼる>
~たんなる余談。だらだら書く~
20才の時に「将来は『海外』で『自分』でやる。」と決めました。ただ、海外と言ってもどこの国なのか決まっていませんでした。その時のイメージは「日本を拠点に海外いろいろ」というイメージではなく「1ヵ所でがんばる」というイメージでした。しかし、その1ヵ所がどこなのかは決まっていませんでした。
大学時代は何となくアメリカなのかなあと思っていて第二外国語で中国語を選択してはいましたが中国語の勉強は殆どやっていませんでした。英語を自分で勉強していました。もちろん中国語も勉強したいとは思いましたが英語もできない状態で中国語まで手を出せば両方中途半端になる可能性があったので中国語は勉強しませんでした。大学4年生の時に英語はTOEICで755点を取りました。2年生の時に750点を取りましたがその後勉強しなかたので5点しかアップしませんでした。
大学時代は空手やウエイトトレーニングで体を鍛えていて、バイトをけっこうやっていたのであまり勉強していませんでした。大学2年生の頃までは英語の勉強をしていた時期もありました。家でも勉強していましたが時間が限られていたので電車での移動時間や隙間時間をたくさん利用していました。もちろん留学経験はありませんし、英会話スクール等に通ったこともありません。
大学を卒業後アジアへ旅にでて中国以外の10ヶ国では英語でコミュニケーションを取りました(※中国では無数の筆談と旅で覚えた中国語)。旅が終わり日本に帰るときに「一度日本に戻っても数年したら必ず中国に戻って仕事をする」と決めました。そのため、日本に戻ってからは英語と接する機会は殆どなくなりました。
さらっと書きましたがTOEIC755点というのも私にとって簡単ではなくそれなりの時間が必要でした。そのときベストだと思うことをやっていたので後悔はありませんが「もし、あの時英語を勉強した時間を中国語に使っていたら」と思う時はたまにあります。特に商業的価値を生み出すには、つまり他人から仕事で必要とされたり、自分で収益を得ることができる状態になるには「時間を分散させずに一点突破」が必要です。逆に一点突破ができれば短時間で結果を出すことが可能です。
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