【育成】~営業マンは単なる素人~ 

 

こんにちは。舞草亮です。

今回は『育成~部下は営業マン(特殊能力者)ではなく単なる素人~』についてです。

 

皆さんは通訳を雇うときに日本語ができない通訳の人を雇いますか?

 

もちろん雇わないですよね。

雇った後で日本語ができるように育てようとは思わないはずです。

 

しかし営業マンに関しては

日本語ができない通訳を雇っているのと同じ状態です。

つまり営業マンを雇っても全く営業ができません。

 

まずはこれが大前提になります。

 

ですから入社した後で企業側が、

単なる素人を営業マンに育てなければいけません。

 

育てなければいつまでたっても素人に給料を払っている状態です。

企業側にとっても社員にとってもよくありません。

 

営業は特殊能力です。

その特殊能力が入社してきた社員に最初から備わっている可能性は限りなくゼロに近いです。

 

その意識がないと企業側が採用段階で失敗します。

 

日本語ペラペラの社員でも営業は全くの素人です。

日本人を雇っても全く同じです。

私も最初は全くの素人でした。

営業を知らなければ日本人でも中国人でも全くの素人です。

 

ですから入社した後で企業側が育成しなければなりません。

 

多くの企業が営業できる社員を欲しがります。

その気持ちはわかります。

しかし現実的には殆ど無理です。

いません。

 

もし、仮にいたとしてもその営業マンは

安定を好む日系企業の性格に合わない可能性が高いです。

 

また、企業側が教えなくても営業ができるのであれば離職率も高く、

辞めると同時にお客さんを持っていく可能性が高まります。

辞めてしまえばまたふりだしに戻り面接から行わなければなりません。

 

そうではなくて育成できる社員を採用段階で探す必要があります。

 

つまり

『他人が営業できるかどうかではなく

 自分が育てることができるかどうか』で採用するべきです。

 

多くの企業が育てることを意識していません。

そのためどのような人材を採用するべきか全くわかりません。

くじ引きのように運に頼っています。

 

そうではなく、例えば、

「若くて、やる気があり、言ったことは理解して、こつこつ真面目にがんばる、責任感が強い人なら自社では育てることができる」と考えるならそのような人を雇うべきです。

 

多くの日系企業が、企業にとって最も価値ある資産である

「人材」を育てずにほったらかしにしています。

 

やる気と才能あふれる若い人が、その才能を発揮できていない状況を見ていると私が代わりに育てたくなります。

 

成功している企業は育成を重視しています。

社内や社外など社員研修なども積極的に行います。

研修というかたちではなくても部下への接し方が違います。

 

そもそも育成しているということは長期的な考えがある証拠です。

育成を考えていない企業とはあらゆる面で考え方が異なります。

 

伸びる企業にとって育成は投資(返ってくるお金)であり、

ダメな企業にとって育成は消費(捨てるお金)です。

 

また、これは非常に重要な考え方ですが

『育成』や『長期的な視野』という考え方は日系企業にとっては非常に強力な武器になります。

辛抱強く計画的にものごとを進めようとする考え方は

日系企業や日本人の性格に合います。

 

日本には先輩が後輩に教える習慣があります。

また、瞬発力はなくても逆に先を見据えて行動するのが得意です。

 

これらは日本人にとっては当たり前で意識すらしていませんが

中国系企業では実現しにくい日系企業ならではの武器です。

 

これらの独自の強みを活かすことがなければ負ける可能性が高まります。

 

もし今まで育成をあまり意識していなかった場合は

今日から意識して行動してみてはいかがでしょうか。

 

それでは新規開拓がんばって下さい。

応援しています。

舞草亮

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