【なぜ集客できないのか?】問合せが来ない理由No.1とは
なぜ新規顧客から問合せが来ないのか意識したことはありますか?新規顧客を集客したいと考えている多くの企業が、この簡単な答えを知りません。
知らないから。
これが全ての業種で共通する問合せが来ない理由のダントツNo.1です。まずこれを強烈に意識する必要があります。
見込み客である日系工場や中国系工場はあなたの商品・会社・担当者であるあなたの存在を知りません。存在すら知らないので問合せが来る可能性はゼロです。知っているからと言って簡単に問合せが来るほど甘くはありません。しかし、知られてなければ間違いなく問合わせは来ません。ですから市場全体(見込み客全社)に知ってもらうにはどうすればいいかという考え方が必要です。
もし仮に新規顧客を1ヶ月に20社訪問し、年間240社を訪問したとします。市場規模(見込み客リスト)が1,000社の場合、訪問だけで見込み客全社に認知してもらうには4年以上かかります。あなたがターゲットしている企業が日系企業の場合、4年経てば駐在員は日本に戻ってしまい、また「ふりだしに戻る」となります。穴があいたバケツに水を入れている状態で、いつまでたっても存在すら認知してもらえません。
しかも、1度目の訪問で受注の可能性がある企業への2度目の訪問、既存客へのフォロー訪問、社内業務なども考慮すると、1人で年間240社の新規訪問は、交流会や展示会での名刺交換を加えても簡単な数字ではありません。
また、4年も経過するとあなた自身も日本へ帰任となる可能性も十分あります。見込み客に存在を知られないまま、前任者が必死に開拓した既存顧客へのアフターサービス要員として上海駐在生活を終わらせるのは避けたいものです。
そのためにも市場全体を意識した戦略(やり方)を考える必要があります。
先ほども言ったように、存在を知ってもらったからと言って簡単に問合せが来るものではありませんが、「知っているけど問合せが来ない」ことは「知らない」から1歩前進し次のレベルに進んだことにはなります。
訪問などの人力では、手作りでモノを作るのと同じように数に限界があります。個人の力に頼らない会社としての集客システムを構築したり、自分の分身(人材育成や情報発信ツール)を使わなければ、全ての見込み客に情報を届けることはできません。
営業マン個人が「集客+営業」を行っている現状から、会社が「集客」して営業マンが「営業(問合せから)」を担当すれば売上までの一部を個人に頼らないシステムに変えたことになります。また、会社の能力で集客ができたり、「知らない」を「知っている」に変えることができればたとえ営業マンがいなくなってもその影響は少なくてすみます。
それでは上海の日系工場・中国系工場の新規開拓がんばって下さい。
応援しています。
舞草亮
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