【上海の日系企業を新規開拓する】集客編
~見込み客から問合せがくる情報発信の方法~
・自力アクセス(自力で自社サイトにアクセスを集めます)
「blog等からリンク」「紙媒体からの誘導」があります。
「blog等からリンク」はblog、facebook、twitter、微信などがあります。もちろんやらないよりはやった方がいいです。しかしアクセスを集める方法を知らなければ時間をかけて行っても効果は期待できません。そもそも自社サイトにアクセスを集める方法や能力がなければblog等にもアクセスを集めることはできません。「自分では宣伝しているつもりでも誰も知らない」「すでに知っている少数の人がたまに見る程度」「そもそも目的が自分でわかっていない(新規開拓?リピート率を上げるため?)」等が上海では現状多いです。
私が見る限り、多くのローカル企業は「集客のためのサイト」など目的がしっかりしていなく「サイトのためのサイト」「blogのためのblog」になっていて「ただやってるだけ」「ただあるだけ」で効果を意識したり勉強したりはしていません。字が小さ過ぎて見る気にならないサイトやずっと更新していないサイトが多いです。ローカル企業に限らず日系企業でも多く見られます。
「やらないよりはやった方がまし」「現状はもっと先にやることがたくさんある」ような状況なので無理に時間と労力をかけてblogのような副サイト的なものを頑張る必要はありません。もちろん、すでに効果がでているのであれば続けるべきです。
「紙媒体からの誘導」は名刺、チラシ、フリーペーパー広告、FAXDMなどの紙からサイトに誘導することです。サイトに誘導する重要度にもよりますが、本当にサイトに来てもらう必要がある場合は「目立つようにする」「サイトを見るメリットを伝える(写真つき詳しい説明、事例100、無料PDFプレゼントなど)」等の一工夫が必要です。
また、メールでやりとりする時に最後に必ず付けている社名、個人名、住所、電話番高などにもサイトアドレスを記入しているはずです。サイトに来てほしい場合はサイトアドレスを目立つように工夫が必要です。私は「リピート率95%の出張者向けマンスリーマンション」と記入していました。
電話での問合わせに対しても地道にサイトアドレスの通知が必要です。上海では固定電話より携帯電話での問合せが圧倒的に多くなります。携帯電話から携帯電話への問合せが1番多いパターンです。紙媒体から電話問合せの場合、お客さんがサイトを見ていないケースが多いです。電話問合わせの後すぐにサイトリンクをつけてお礼のショートメッセージを送ります。定型文をあらかじめ作成してコピーしてすぐに使えるようにしておきます。サイトを見てくれるだけではなく、素早い対応で一生懸命で安心できる印象がお客さんには残ります。これは問合せが来たタイミングだからできることです。間違いなくお客さんが必要としている情報です。問合せもしてないのに携帯番号を知っているから勝手にショートメールを送ると単なる営業となり嫌われます。
何度も言いますが上海では日本のように何でもそろっている状況ではありません。「困っている人」「探している人」「必要としている人」が普通の商品であれば必ずいます。
「役に立つ商品がある」かつ「お客さんがいれば一定レベルで対応できる」会社は上海で非常に目にします。「集客さえできれば」という状況です。集客自体が簡単なことではないので何とも言えませんが、いつももったいないと感じてしまいます。基本の基本さえできていれば情報をもっと多く必要としている人に届けることができ集客も可能です。必要な人にどうやって情報を届ければいいか真剣に考えれば少しずつでも前進できるはずです。(1,400字)
それでは上海の日系企業・日本人顧客の新規開拓がんばって下さい。
あなたを必要としている人が必ずいます。
応援してます。
舞草亮
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