【上海の日系企業を新規開拓する】集客編(知らせる)
~見込み客から問合せがくる情報発信の方法~
・チラシを置く(両面カラーチラシを日本料理店に置く)
準備したカラーチラシを日本人が集まる場所に置くだけです。カラーで表裏の方が情報が伝わりやすいですが、難しければ別に白黒でも構いません。また日本料理店じゃなく日本人がたくさん集まる場所ならどこでもOKです。ただ、日本料理店以上に日本人が毎日集まる場所はなく、虹橋古北エリアに日本料理店も集中しているので非常に効率よく置けます。
チラシを日本料理屋さんに置く方法の特徴としては「チラシがあればリストがなくてもできる」「カラーで表裏のチラシを配れる(手に取れば十分に内容が伝わる情報サイズ)」「即効性がある」「出張ベースの人も手に取る」等があります。人が動くので人件費がかかりますが社内でボーっとパソコンを見ているよりましです。訪問ついでや隙間時間にもできます。
しかも、ましなどころか確実に問合わせがきます。10枚×50カ所にチラシを置けば2~3の問合せが期待できます(商品やチラシの内容にもよる)。置いても数日で誰も気づかない場所に置かれてしますので、1つの店に月に2回くらい置ければベストです。
置く場所はジャピオンなどのフリーペーパーが置かれている棚です。私はA4のチラシを折らずに置くのが好きです。半分や三つ折りにすると置きやすいのですが目立ちません。置くといっても平置きではないケースが殆どで、縦にチラシを立たせて置く場所が多いです。A4のままだとへなってチラシがお辞儀をするようになってしますので置くときは現場に応じて工夫が必要です。ですから、チラシを置く行動もやる気も責任感もないスタッフにやらせると効果がありません。自分でやった方が早くなります。
私がマンスリーマンションのチラシを置いていた頃は、イメージ的には1回(10~20ヶ所)置きに行くと問合せが2件きて1件決まるようなイメージです。
弱点としては置きに行くのが面倒な点です。効果としてはやったことない人からすると驚くほどあるのですが、目の前にお客さんや具体的なことがなければ会社でなんとなく時間を使いサボる傾向に誰でもなります。
また日本料理店は置きやすい時間帯が限られます。午前11:00~午後2:00頃までがベストです。つまりランチタイムです。早すぎると誰も出社していなく店が開いていません。ランチタイムを過ぎるとスタッフの人達が店の中で電気を消して休憩して寝てるたりするので声をかけるのが申し訳ない気持ちになります。夜は自分が家に帰りたくなるのでチラシを配る気にはなりません。でもやったら確実に効果があります。
お客さんの会社を訪問ついでに近くの日本料理店に置いてくるのも悪くはないのですがチラシを多めに持って行く必要があり重かったり、置いても数件置くだけでは効果が感じられずやる気もなえます。やるなら集中して1日20件×昼時3日間を2週間おきに同じ店に月2回くらい置くのがベストです。
目の前にお客さんがいなければ何をしていいのかわからない人や、何を指示すればいいのかわからない経営者にはおすすめの方法です。間違いなく上海に住んでいる多くの日本人に情報が届き、かつ、効果が実感できます。
虹橋古北エリアをカバーするだけでも数万人の日本人をカバーでき、500社前後の日系企業をカバーできます。また出張者や日系企業で働く中国人もカバーできます。「何を見てお問合せ頂きましたか?」と聞いて、「なんか日本料理店にあったチラシ」と何度言ってもらったことかわかりません。リストがなければまずは「日本料理店にチラシを置く」ことを強くおススメします。
何度も言いますが上海では日本のように何でもそろっている状況ではないので、「困っている人」「探している人」「必要としている人」が普通の商品であれば必ずいます。100%問合せがくると思って置きに行けば少しはテンションも上がります。本当に問合せ来ますから、来てからあわてないように問合せ対応の準備もしておく必要があります。
万一、きちんと量をこなしたのに問合せがなかったら「非常に悪い商品」または「非常に悪いチラシ」のどっちかです。根本的な部分の見直しが必要です。
最後になりますがすごく大切なことをお知らせします。
「やり方を伝えても誰も実際には行動しません。」
集客や中国語勉強も同じですが「知る」と「行動する」にはものすごく大きな壁があります。知っていても誰もやりません。チラシを日本料理店に置くことについても記事を読んでどれくらいの効果があるのか知っても、実際に上海で10回以上行う人は1%以下です。90%以上は1回もやりません。ですからチラシを置けば必ず結果が出ます。結果が必要であれば、細かいことは考えずまずは行動が必要です。
それでは上海の日系企業・日本人顧客の新規開拓がんばって下さい。
あなたを必要としている人が必ずいます。
応援してます。
舞草亮
Copyright © 2015 by 舞草亮 All rights reserved