【30社から問合せをもらった旅行会社の失敗例】
こんにちは。
舞草亮です。
今回は『30社から問合せをもらった旅行会社の失敗例』についてです。
以前、ローカル旅行会社の集客を単発で手伝ったことがあります。
この会社は旅行の卸を専門にしているので
簡単に言えば直売すれば価格的メリットがものすごくあります。
違う業種でも同じような状況のローカル企業がたくさんありますよね。
この企業は中国系企業に卸しているくらいなので
本当にすごく価格競争力がありました。
また、もし見込み客がいれば提案営業もできる状況でした。
ただ、日系企業を新規開拓したいと考えていましたが
マーケティングが苦手で直接、新規顧客を獲得することができていませんでした。
宣伝も全くやったことがありません。
テストマーケティング的に安い商品(ビザ)の情報を
日系企業の中国人スタッフ向けにチラシDMで発信しました(約4,000社)。
問合せが約30社ありました。
そのうち2社が契約となりました。
はっきり言って安い商品をいくつ契約しても利益にはなりません。
しかし、ここでの目的は「集客して、別の商品を紹介する」というものでした。
流れとしては『ビザ(集客商品)』⇒『社員旅行や出張手配(利益商品)』です。
ビザが目的ではありません。
言い方があまり良くありませんが、ビザは単なる「えさ」です。
今まで全く問合せがなかった旅行会社に、
日系企業からわざわざ30社も問合せて来てくれたのです。
3日間にですよ。
30社に訪問すれば、問合せをしてきた見込み客だけでなく、
同僚など何十人もの見込み客と知り合うチャンスがきました。
もちろん、目的である企業と取引できる可能性もあります。
しかし、私の事前説明が不十分だったため、
この旅行会社は全く訪問に行きませんでした。
※この時、私はマーケティングだけを手伝っていました。
その結果、2社だけがビザ商品を契約し、
残りの29社はもう2度と会うことがない人となってしまいました。
この例で伝えたいことは「集客商品と利益商品をわける」という考え方です。
いきなり利益商品を契約しようとしても、そもそも問合せが来ません。
是非あなたの業種でもこの考え方を応用してみて下さい。
製造業やサービス業、BtoBやBtoC全ての業種に応用可能です。
「自分の業種にはあてはまらない」と
思考停止状態にならないように気をつけて下さい。
思考(考え方)⇒行動(やり方)⇒結果
重要なことは「やり方」ではなく「考え方」です。
上司の仕事はマーケティングです。
マーケティングなしでの新規開拓は素手で戦いに行くようなものです。
マーケティングの比率をもっと上げてみてはいかがでしょうか?
質問があればご連絡下さい。
それでは中国での新規開拓がんばって下さい。
応援しています。
ハイ集客コンサル
舞草 亮(まいくさ りょう)
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